「ファクト」主義(テキスト版)

■パート4

ファクト主義とは、
思い込みでなく、事実に基づいて企画することです。

例えば、友人のお母さんを確実に喜ばせる
プレゼントを思いつくでしょうか?
自分のお母さん向けなら見当がつくでしょうが、
少ししか知らない人の好みはわからないものです。

これは広告や販促における企画にも共通しています。

「これはいいアイデア」だという判断は、
過去に自分が見聞きしたことを根拠に行われます。

しかしそれは、あくまで仮説
(仮にそうかも知れない、と思えること)であり、
本当かどうかは事実やデータを調べて
検証していく必要があります。それがファクト主義です。

主な手法は、調査と取材になります。

調査は、下記が対象となります。
〇公開統計情報 (ネットや紙資料)
〇新聞やネットのニュース記事や事例
〇関連のテーマサイトやブログ、他メーカーのサイトや
 カタログ、一般雑誌や専門誌などの記事
〇調査会社に依頼。
 簡易調査は自分の周りの人々にきくことも

カメラの例として、雑誌をみてみましょう。

雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」で
「カメラ・写真 雑誌」を検索すると100種類以上が
ヒットします(2016年時点。2012年時点では50種)。
カメラや写真に関心をもつ方の多様性がわかります。

お母さんが読みそうな雑誌があれば
直接参考になりますし、専門誌でもこども撮影に
関する記事が見つけられるかも知れません。

育児雑誌では、ターゲットであるお母さんが
敏感になる情報や、どんなテイストの
コピーやデザインを好むかなどが学べます。

取材は、店頭やショウルームなど、
販売の現場で行うことが基本です。

商品がどんな状態で置かれているのか、
そこに訪れるお客様はどんな方々か、そして
店頭スタッフはどんな質問を受け、どう答えているのか、
観察するといろんな課題がみえてきます。

グループインタビューという方法もあります。
見込み客と思える方々を集めて、
そのトークからニーズを確認します。

カメラの例では、

ママは本当に自分で撮りたいと思っているか、
あるいはパパ任せでよいものか

自分で撮るとして、そのときの困りごとは?
カメラが重くて肩がこるとか、
手には大きくて使いにくいとか…
などを確認していきます。

次のパートでは、「統合戦略」主義についてご説明します。

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