イントロ~当社の広告哲学(テキスト版)

このテキストは動画説明している内容に
一部、加筆・修正を加えたものです。

全体をご覧いただくと、当社の仕事の進め方や品質基準、
その元となる広告哲学を理解いただけます。

マーケティングリサーチを重視した
コピーライティング手法も説明しますので、
レポート課題の評価基準のヒントも得ていただけます。

■パート1

当社の広告哲学である「売る広告」とは、
「販売成果を重視する広告、あるいは販売促進」
という意味です。

半世紀ほど前に、広告の神と呼ばれた
デビッド・オグルビー氏が提唱したものです。

当時、アメリカの広告業界を研究していた
当社の創業メンバー達がこの考えに共感し、
日本SPセンターを設立しました。1967年のことです。

しばらくして、オグルビー氏が
「OGILVY ON ADVERTISING」という本を発行しました。
これを日本語で訳出したのが当社創業メンバーの松岡です。

「売る」広告

その際に、日本の読者に向けたメッセージを、
オグルビー氏に書き下ろしてもらいました。
本の序文に掲載したテキストを、ここに紹介します。

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危険な病気

20年前、アメリカの広告界は
危険な病気におかされました。広告賞の追求です。

コピーライターもアート・ディレクターも売ることを忘れ、
自分達の才能をエンタテイメント、美学、
そして詩のようなコピーに捧げました。

彼らは、おべっかつかいの審査員たちによって賞が与えられ、
獲得した賞の数でキャンペーンを評価するよう、
クライアントに要求さえしました。

不幸なことに、受賞キャンペーンのほとんどは、
キャッシュ・レジスターを鳴らすのに成功したことが、
滅多にありませんでした。販売は下降したのです。

私は、この狂気に驚いて、
自分の会社が広告賞を競うことをやめました。

そのかわり、クライアントの販売を最も増大させた
キャンペーンを生んだコピーライターと
アート・ディレクターに多額の現金褒賞を与えました。
これは、望ましい効果をあげました。

アメリカの広告は、この病気から立ち直りました。
しかし、それは、
日本にこの病気が伝染してから後のことです。
日本では、まだこの病気がはびこっているようです。

日本の広告界は、いつ、この病気を克服するのでしょう?
日本の広告主は、広告を正当化する唯一の理由は
販売であるという厳しい現実に、いつ、目覚めるのでしょう?

デビッド・オグルビー著作
“OGILVY ON ADVERTISING” 
日本語版“「売る」広告” (1985年訳出) 序文より。

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日本の現状についての評価は、皆さんにお任せします。

私たちは、アメリカに学び続けています。
現在もデジタル分野やマーケティングの最先端は
アメリカが走っています。

コンテンツマーケティングという販促手法にも
早くから着目し、社長や専門部署の社員が
海外のセミナーへ出向き、また洋書から
ノウハウを学び、業界へ情報発信しています。

次のパートでは、「商品情報」主義についてご説明します。